上場商品について

上場商品について

金

金の最大の価値は、その「普遍性」にあります。その衰えることの無い黄金の輝きは、古代から人々を魅了し、装飾品や美術工芸品として長く重用されてきた最古の金属です。その一方で、金は、交換・貨幣用金属の一つとしても利用されてきました(のちの金本位制)。世界中で金貨として加工・使用され、現代に至るまで蓄財や投資の対象ともなってきました。地政学的リスクが高まる局面においては、実物資産である安全性から「有事の金」として、資産の逃避先としても活用されています。また、医療やエレクトロニクスなどの分野で利用されるなど、金は多面的な特徴を有しています。

上場商品構成品

取引の対象

純度99.5パーセント以上の金地金

取引の種類

限日現金決済先物取引

取引単位

1枚(10g)(10倍)

呼値及び呼値の単位

1g当たり 10銭(0.1円)刻み

取引時間

[日中立会] 午前9時00分 ~ 午後3時00分
[夜間立会] 午後4時30分 ~ 翌日午前6時00分

取引の期限

理論現物価格によるロールオーバー方式での限日取引

理論現物価格

本所が指定する通信社が配信する、金(XAU)の価格情報の仲値を単純平均したものに、同一の時間帯において当該通信社が公表した外国為替相場(アメリカ合衆国ドル対日本円)の仲値の単純平均を乗じて得た値

詳細は[ 限日現金決済先物取引実施細則 ]第2条参照

ロールオーバー方式

限日取引の建玉について、その建玉が存在する計算区域において転売又は買戻しが行われないときは、当該建玉は翌計算区域の直前に消滅し、同時に、消滅した建玉と同一の内容(限日取引については当該計算区域の直後の計算区域とする。)を有する建玉が新たに発生すること

  • 株式会社日本証券クリアリング機構の定める計算区域(前日の夜間立会の開始から当日の日中立会の終了まで)
値幅制限

直前計算区域の理論現物価格に100分の10を乗じて得た値(当該値が小数第2位以下の値を有するときは、小数第2位で四捨五入)を、当該直前計算区域の理論現物価格に加減した値

詳細は[ 市場管理細則(貴金属市場) ]Ⅱの1の(1)参照

取引開始日

2023年3月27日(試験上場)